獣医療

2014年6月 9日 (月)

歯は大切に

眼の下が腫れて、血がでてきた。

片方の鼻が腫れている。 と来院され

調べてみると歯が原因である事がとても多いです。

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この子は歯髄が露出し、他の歯の色に比べると黒くなっています。

その上の歯肉も感染を起こし穴が開いています。

他の歯も歯石が沢山。

レントゲンにて歯根の状態を確認し、ダメになっていた為

この歯は抜糸する事になりました。

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抜歯後、洗浄・消毒をし

そのままでは、食べたものが入って感染を起こしてしまうので

歯肉を縫合します。(赤矢印)

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他の歯も歯周ポケットも綺麗にスケーリングし、

その後再付着防止に

ポリシングで磨きあげ終了となります。

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口臭もなくなりスッキリ・サッパリ。

さらに別の子で

この子は眼の下が腫れて皮膚がやぶけ血がでてくる。

と来院された子ですが、この子はレントゲンで

写真で見える上の一番大きい歯(第四全臼歯)の

歯根が感染を起こしダメになっていました。

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ダメになっている歯は最初の子同様、

抜歯し、洗浄・消毒・縫合。

その他の歯もスケーリング・ポリッシングし

歯週ポケットも綺麗にして、

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真っ白・スッキリです。

日頃から、歯磨き等で歯石予防を忘れずに。

その為には、小さなころから、口を触らせる事を習慣ずける事が大切です。

眼の下が腫れてきた、鼻の部分が腫れてきてると言った

場合は早めに病院へ行かれて下さい。







2013年4月 4日 (木)

ハムスターの腫瘍

ハムスターさんは1歳を過ぎた頃から

腫瘍が出来やすくなると言われています。

身体の一部にシコリを発見した。と来院される事が多いのですが、

その多くが1歳を過ぎてる子達ばかりです。

そして、発見される頃にはすでに結構な大きさになってる事がほとんどです。

Mass1

この子も発見した時にはすでにこの大きさでした。

ガッチリと奥に張り付いていて、右の脚から発生したのか

違う部分から発生したものなのか、分からない状態でした。

治療法としては、外科的に摘出することが一番良いのですが、

かなりの大きさがあり、どこが境目なのかが不明瞭で

もし脚の筋肉を巻き込んでいた場合は右後足の切断が

必要になるかもしれない事、

外科的治療には、全身麻酔が必要になる事。

麻酔に対する危険性は必ずあり、100%安全な麻酔は無い事。

特にハムスターなど小さな動物の場合、

犬・猫と違い、気管に管を挿管して呼吸の調節をしたり

人工呼吸機を使用するという事が出来ません。

マスクにて麻酔薬と酸素を吸入しながらの麻酔となります。

癒着が激しいとその分、麻酔時間が長くなる為

麻酔に対しての危険性がさらに高くなります。

また、外科的な処置をすることにより、逆にストレスがかかり

この子の為にと決断して、手術しても良い結果にならない事も考えられます。

もう一方の治療法としては、内科的治療があります。

内科的療法は本人への負担はありませんが、

腫瘍自体は存在しているので、腫瘍を持ちながらでも

寿命を全うさせることを治療の目的とします。

それでも少しづつ大きくなってきたり、

違う臓器に転移する可能性も考えなければなりません。

飲み薬で、腫瘍の増殖を抑えられて大きさがある程度、維持できれば、

治療としては成功ですが、

増殖を抑えられない腫瘍もあります。

どちらを選択するか本当に難しい。

年齢・体調・腫瘍の大きさ色々な要因から

治療法をお話しし選択していただきます。

この子の場合は手術にかけてみます。となり手術となりました。

麻酔をかけて毛を剃ったところ

Mass

やはり、かなりの大きさでした。

Masa

摘出した腫瘍は2cm大の大きさでした。

予想通り、癒着もはげしく

沢山の血管を巻き込んでいましたが、

足の筋肉を巻きこんではいなかった為、

足は無事に残す事ができました。

摘出後、縫合は髪の毛よりも細い特殊な溶ける

糸で縫合します。

Mass_3

ほとんどの子が縫合部を気にする事は無く、

10日後には毛も生えてきており、

吸収糸も残り2本のみに。

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今も元気で体重も増えてくれました。

2013年2月26日 (火)

高度医療

近年、動物医療もどんどん進歩していて

一昔前まで難しかった事が治療できるようになったり

原因不明の病気が解明されてきたりと

高度化・専門化してきています。

勤務時代、

高度医療と専門医の先生がいる病院に勤めていましたが、

最初、はじめて見る医療機器類・術式・治療方法等に圧倒されたのを思いだします。

不思議なもので常に勤務していると忘れてしまうのですが、

その利便さに感銘を受けました。

そんな高度医療のおかげで

病名が判明して例を紹介したいと思います。

半年前からビッコを引くといらしたワンちゃん。13歳

触診してみると骨・関節・筋肉等に異常はみられず

片方の前足に神経障害が出ていました。

原因は足では無く、首(頚椎)か頭にあるかもしれない事を伝え

レントゲンを取ると

Photo

赤い矢印で示した第2頚椎(軸椎)と第3頚椎の間が狭く

骨同士くっついてしまっているように見えます。

Vd_2

残念ながら単純なレントゲンではこれ以上の診断はできません。

この場所が今回のビッコの原因なのか、違うのかも

ハッキリとは分かりませんが、異常なので疑わしいとなります。

この画像と症状から疑われる病気をいくつかお話しました。

それ以上の検査となると脊髄造影・CT検査・MRI検査等になり

その検査には全身麻酔が必要になる事。

脊髄造影を当院で実施できるが確定診断には乏しい事。

正確に診断するにはCTもしくはMRIが必要になる事。

病態によっては手術が必要になる事。

など各治療法とともに、伝えさせていただきました。

確定診断して治せるものなら治してあげたいとなり

高度医療・専門医のいる病院へ紹介させていただきました。

まずはCT画像

Ct

CT画像ではやはり第2と第3は融合(赤矢印)しているのが

確認できましたが、神経をいたずらしている病変は

確認できませんでした。

Ct_3

CT/MRIの両機器を揃えている病院でしたので

そのままMRI撮影となり

Mri_2

MRIでの撮影にて病変が判明。

「椎間板ヘルニア」

頚椎の2番3番の融合した場所では無く

その下の3番4番間・4番5番が原因で起こした跛行でした。

手術適応の病気ですので

そのまま手術となり、

現在は跛行する事なく元気に歩いています。

そして、またまた見つかった病態が1つ・・・

副腎が正常より大きくなっています。(赤矢印)

Photo_2

退院後

専門の先生より報告を受け

当院で定期的にエコー検査にて大きさのチェックをしています。

Photo_3

2年後、少し大きくなってきてる為

ホルモン検査もしましたが、正常。

現在は定期的に大きさのチェックをしています。

今回のケースでは手術適応の病気だったので

手術・完治。で良かったのですが、

同じような症状でも腫瘍が原因だった場合や

炎症性だったもの、奇形が原因だったりと上げると多数にのぼり、

そのほとんどがCTやMRIでなければ分からない物です。

原因により治療方も異なりますので

こういった高度医療が動物達にもできるようになり

今後さらに発展して行くのではないのかと思います。

当院でこのような高度医療機器を備える事は無理ですが、

病状から原因を探り、この病気が疑われるので、

ご希望があれば、その専門医の病院へ。と

ご紹介させていただいております。

2013年2月14日 (木)

ハムスターの皮脂腺腫

ハムスターは腫瘍がとてもできやすい動物で

特に高齢(1歳以上)になると良く見受けられます。

体の外に出来る場合は、飼い主さんが気づいてくれるのですが、

体の中に出来る場合もあり、その場合、

残念ながらかなり進行してから発見される事がほとんです。

この子の場合は手に出来た腫瘍なので飼い主さんが

すぐに気づき、少しづつ大きくなってると来院されました。

Mass

丸で囲ってある手の甲に腫瘍ができています。

ハムスターさんは手で食べ物を掴んで食べる為、

手はとても重要です。

これ以上大きくなってしまう前に手術となりました。

Photo

摘出した腫瘍は直径3~4mm

摘出した腫瘍が何の腫瘍なのか検査すると

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皮脂腺腫とよばれる良性の腫瘍だったのでホッと安心。

手術部は髪の毛よりも細い溶ける特殊な糸で

縫合し、1週間後の術部の確認で

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綺麗に完治していて終了となりました。

このハムさん、とっても人に慣れていてとても

可愛い。

常日頃からスキンシップをしながら、どこかにシコリなど

無いか気にかけてあげて下さい。そして発見したら

早めにお近くの動物病院へ行かれて下さい。

2012年10月19日 (金)

ハムスターの頬袋脱

ハムスターは、口の左右に大きな頬袋とよばれる袋を持ってます。

その頬袋が反転し口から飛び出す事があり、頬袋脱と言います。

口からピンク色のものが飛び出ているのですが、

口から何か出ている!?と気づくより、

口の横に出来物が出来た。と思われる事もあります。

下の写真の赤い○の中が脱出した頬袋

Photo 

原因としては、

※炎症・腫瘍(例:とがったものを頬袋に詰め込んで

頬袋内を傷つけて炎症・化膿を起こした場合、

詰め込んだものが頬袋内で腐って感染がおこった場合、

また、頬袋内に腫瘍が出来て飛び出す場合。

※頬袋に詰めたものが頬袋内にくっついてしまう

(例:巣材をティッシュにしている場合、頬袋に入れて出す際に、

ティッシュが頬袋にくっついて頬袋が飛び出ることもある)

などがあります。

治療としては、

1)発見が早ければ、元に整復する。

2)整復後、再び脱出しないように縫合する。

3)脱出した頬袋を切除・縫合する

どの治療法になるかは、経過時間・頬袋の損傷・浮腫の有無により変わります。

時間の経過が長く、浮腫が強かったり、感染が起こってたり

捻じれて血行障害が出てしまっている場合は

正常に整復して縫合しても違和感が残り、非常に気にする為、

当院では切除しています。

切除後↓

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髪の毛より細い糸で縫合し、溶ける糸を使用する為

抜糸の必要がなく、麻酔から覚めしばらくしてご飯をあげると

普通に食べてくれます。

また、切除する為、再脱出する事もなく終わりとなります。

頬袋脱は、

早ければ早い程、元に戻せる確率が高いので

あれ?と気がついたら早めに病院へ行かれて下さい。

2012年3月 3日 (土)

猫の下顎関節脱臼

下のアゴが左側にずれてしまっている猫さん ↓

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痛いように感じますが、当の本人は痛がる様子もなく

触っても平気なので、飼い主さんもまさか外れているとは思わず

でも、口が開きっぱなしで、おかしい。と来院されました。

レントゲンを撮ると

Photo_2

右の下顎が脱臼し左側に大きくずれているのが分かります。

整復後↓

Photo_3

Photo_4

整復自体は簡単ですが、その後が少し大変です。

下顎関節の周囲の靭帯や筋肉等も損傷を受けているので

整復してもそのままではすぐに外れてしまう為、

しばらくの間、再度脱臼しないよう口を固定します。

固定すると食事が出来ない為

胃に直接食事を入れられるようにカテーテルを通しておき、

食事を入れてあげる日が続きます。

1週間後、口の固定をはずし、問題なく飲食できれば終了となります。

この子は、ドアを開けたら外に出ようとしたので、

あわてて出ないようにドアを閉めたら運悪く顔を挟んでしまて

起こった事故でした。

当院のタマ↓も隙あれば外に出ようとするので

気をつけなくては。

Photo_5

出てもビビりで玄関前で固まっているので

すぐに捕まえて中に入れますが、

人が出る隙間をみつけてはヒョイと出ようとするので油断大敵。

2012年2月20日 (月)

出来物をみつけたら

体にポチッと出来物が出来た場合。

Photo_6No1  1cm大(犬)

Photo_7 No2 5mm大(猫)

Photo_8 No3 8mm大(犬)

当院ではこの場合、

顔や目の近く、口の中など嫌がって動いたり暴れたりする場所で無い限りは

細胞診(FNA)という検査をします。

注射で使う針を使用して細胞を針先に採るので

チクンとしますが、切り取ったりする訳では無い為、

負担の少ない検査のひとつだと思います。

採れた細胞を処理して顕微鏡で観察すると

No1の細胞診

Photo_9

さらに拡大すると

Photo_14

無数の粒々が細胞内・外に確認できます。

 肥満細胞腫と言う悪性の腫瘍になります。

No2の細胞診

Photo_12 

さらに拡大すると

Photo_13

こちらも顆粒が確認でき肥満細胞腫となります。

No3の細胞診

Photo_15

拡大すると

Photo_16

これは組織球腫と言われる腫瘍です。

ポッンと出来た出来物でも上記のように異なります。

No1 No2はどちらも手術する場合、かなりのマージンを必要とし

その後の治療選択に抗がん剤等も考慮していかねばなりません。

また、同じ腫瘍でも犬と猫とでは予後がかなり違います。

No3は良性の腫瘍で、この腫瘍は数か月で自然消失する場合が多く

経過観察として様子をみて、何か月経過しても消失しない場合は外科的に摘出となりますが、

今のところ外科的に処置するケースになった事は無く

皆自然に消失してくれました。

見た感じ同じポコっとしているものでも

細胞診する事でそれが何なのか、それにより

治療方法が全く違ったりしますので、何か出来物を見つけられたら

細胞診してみる事をお勧めします。

2012年1月 6日 (金)

続:寒くなると多くるな病気(犬編)

前回の続き、今回は椎間板ヘルニアの治療について

どの程度神経がやられているのかにより

下記に分類され、それにより治療法が変わってきます。

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10~6 主に内科的療法(注射や内服など)

5~2 主に外科的療法(手術)+内科療法

1~0 治療法効果期待できず予後不良

本当に椎間板ヘルニアかどうかを診断するには

単純なレントゲンでは不確実ですので(椎間板はレントゲンには映らない)

確定診断にはCT MRI 脊髄造影 など検査が必要になります。

その子の状態・どの段階にあるのか・今後の見通し、

治療法である内科・外科的療法のメリットデメリット・

検査についての利点・欠点も含めご説明させていただき

飼い主さまにどちらの方法にするか(内科・外科・検査)等を提案させていただき

選択していただいてます。

当院にはCT・MRIは無い為、専門病院を紹介させていただく形になります。Ct

       ↑↓ CT装置 

Ct_2

当院で検査を希望される場合は脊髄造影検査となります。

ただし上記3つの検査にはいづれも全身麻酔が必要となりますので

十分に飼い主さまとお話しさせていただき、

術前検査にて麻酔を施せる状態か検査してからの処置となります。

Photo  

赤矢印の部分に造影剤が流れていない事がわかります。

下からの椎間板に押され上に盛り上がっているのがわかります。

手術ではこの神経を圧迫している椎間板物質を除去します。

そして、さらに再発防止に前後の椎間に有窓術として窓を開けます。

Photo_4

     ↑取り出した椎間板物質

術後は安静にし、その後からはリハビリとなります。

近年では動物のリハビリも注目され

リハビリ専門科がある病院もある程重要とされています。

人間の場合と同様、動物もリハビリでその後の治癒経過がかなり違います。

一度神経に障害が起こり治療してもすぐに戻る訳ではない為、

刺激して神経の修復・再生を促してあげます。

これを怠ると筋肉が落ちてきてしまい

いざ神経が修復されても今度は筋肉が落ちすぎてうまく機能せずという事が

ありうる場合があります。その防止にリハビリは重要になります。

2011年12月26日 (月)

寒くなると多くなる病気(犬編)

今日は昨夜からの雪で起きた時にはあたり一面銀世界snow 寒いハズです。

前回、寒くなると多くなる病気(猫編)について書きましたので

今回は犬編を。

それまで、季節的な事を気にした事は無かったのですが、

以前関東で勤務していた病院で

ちょうどその日は依頼手術や来院等合わせて

椎間板ヘルニアの手術だけで1日4~5件入っていた時でした。

院長が「寒くなってきたから椎間板ヘルニアが増えてきたな~」 と言っていて、

寒くなると多くなるの??と聞いた覚えがあります。

それから、意識して今日まで来ましたが、

やはり、季節の変わり目、

気候の変動が激しい時(特に寒くなる時)に多いように感じます。

病態でⅠ型・Ⅱ型というように分けられるのですが、

犬種的になりやすい犬もいて、

好発犬種といわれる軟骨異栄養犬種である

ダックスフンド・シーズー・ビーグル・コーギーなんかは特になりやすい疾患です。

この軟骨異栄養犬種 とは 簡単に言うと、

成長期に骨の両端にある成長軟骨 (本来成長を続け長い骨を作る予定だった軟骨)が

早い段階で成長が止まってしま 犬種のことを言います。

本来ならもっと伸びるはずだった骨が軟骨の異常で 成長不良を起こしてしまうため、

短い足で完成してしまう 狩猟犬という本来の目的から言えば

非常に重宝された特性で、狭い穴に入っていけるよう

より手足の短い犬をという交配が繰り返され、

結果ダックスフンドは今の形に至ったのです。

そして、この骨両端の軟骨成長不良は実は手足だけではなく

背骨の一個一個にも起きるのでこの背骨の成長不良が原因で

椎間板(背骨と背骨の間にあるクッション)にも異常をきたし

椎間板の柔軟性が失われ、ちょっとした衝撃で 段差を降りたり、

立ち上がっただけで、椎間板ヘルニアが起こってしまいます。

元気が無くうずくまっていて急にキャンと鳴いたりする。

歩いても後ろ(腰)がフラフラしていてすぐに座ってしまう。

触ったり抱いた時に急にキャンと鳴く。

後ろ足を引きずって歩く。

など椎間板ヘルニアの症状に当てはまりますので、

あれ?と思う時は早めの診察をお勧めします。

この椎間板ヘルニア、

治療法は大きく分けて内科的療法(注射や内服薬)

外科的療法(手術)があります。 

長くなりますので、治療に関しては次回に。

2011年11月11日 (金)

寒くなると多くなる病気(猫編)

朝晩の冷え込みが強く感じるようになり

暑かった日が嘘のように寒くなってきました。

寒くなってくると猫に多くなる病気があるのでその事について。

猫の下部尿路疾患

膀胱炎・泌尿器症候群(FUS)・尿石症 など泌尿器系の病気なのですが、

どれも症状は

○頻繁にトイレに行く

○トイレに長くいて少ししか尿が出ていない。

○トイレ以外の所でもおしっこをしてしまう。

○おしっこをする時に変な声で鳴く

○尿が赤い

○全くおしっこが出ていない

などがあります。

尿を調べてみると

2

キラキラしたものが見え拡大すると

Photo

これは、ストラバイト結晶という尿石です。

この結晶がくっ付きあうと砂のようになり

さらに大きくなると結石になります↓

Photo_3

Photo_2

さらに尿を染色して顕微鏡で観察すると 膀胱炎も伴い白血球や

膀胱粘膜の細胞も剥がれて尿中に出てきているのが分かります。

この尿石症

オスの場合は命の危険が伴う場合があるので要注意です。

メスの場合、尿道がオスより太く短い為、結晶が砂のようになっても

尿道に詰まる(尿閉) になる事はないのですが

オスの場合、尿道が細く・長い為、尿道に詰まってしまい尿が出ないと

なってしまう場合が多く、

全く尿が出ない状態が続くと、尿毒症や腎不全に進行し、

命を落とす危険性がある怖い病気です。

Fus

Fus_2

ストルバイト結晶・結石はマグネシウムを主成分とする尿結晶です。

尿石症には、体質と食生活が大きく関わっており、

このストラバイト尿結晶はマグネシウムを多く含む食品を摂りすぎると

発症することがあります。(おやつにニボシ・・など)

治療で溶かす事ができる為

(もちろん100%では無い為、手術になる場合もあります)

治療と食事療法を併用し溶かして行きます。

病気が完治しても、体質的に結石を作りやすい為、

予防としての食事療法が必要になります。

最近おしっこの様子がおかしい。など

普段と変わった様子がみられたら、動物病院に相談されて下さい。

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